一時期は子どもたちのサッカーでハゲハゲになった芝生ですが、数年前から夫がグリーンキーパーとして覚醒し、芝の張替えなしで見事にふかふかの緑の絨毯に再生してくれました。
北海道の芝は本州と種類が異なり、ケンタッキーブルーグラスなどの西洋芝(常緑)です。ネットの芝生情報は本州の高麗芝(夏芝)メインで北海道の芝生管理についての情報は少ないため、気候の近いイギリスのyoutubeなどを参考にしていました。
1.春の目土入れと種まき。
春のお手入れは5月末、種が発芽できる気温になったら行います。(日中の気温が20度を超えるころでしょうか。)
熊手で芝生の間に詰まっている枯れた芝生(サッチ)をガリガリと除去
ローンパンチで芝生に穴を開けていくエアレーションをする。15cm感覚くらいでパンチ。
芝用の目土を散布。水たまりなどができないように、レーキで目土を均し平らにする。うちはレーキがないため、先が平たい除雪スコップを代用して使っています。
芝の生え方が弱い場所、剥げている場所に複数の種類が混合した西洋芝の種を撒く。
2.秋の種まき
秋は、盛夏が終わって、秋風を感じた瞬間にサッチ除去、エアレーション、種まきをします。秋に目土をしても、積雪で土が固くなってしまい、効果がでないのでやらなくていいというのが我が家の方針です。
北海道ではお盆明けくらいにすっと涼しい空気が入ってきて夏が終わったな、と感じる瞬間があるかと思いますが、そのタイミングを超えたらすぐに手入れを実施します。秋も、日中の気温が20度を超えないうちに発芽させるために時期を見計らいます。今年は8月末まで暑さがダラダラ残ったのでタイミングが図りづらかったそうです。
3.日常の手入れ
日常の手入れは、あまり芝が長くならないうちに定期的に刈り揃えます。手押し式の芝刈り機を使っています。芝の長さが2,3センチくらい。稲穂が出始めるころまで伸ばしてしまうと成長が弱まってしまいます。
夏場は気がむいたら水やりすること。1ヶ月に1回芝の肥料を規定量撒くことくらいです。
北海道の芝生管理のポイント
ポイントは張替え、移植ではなく、種まきによって芝生のむらを補正すること。
そして、種は複数種の種が入った種を撒くこと。育つスピードが違っていたり細い芝や太い芝などが混じっていて、環境や天候に一番あっている種類が強く育ってむらが少なくなります。我が家ではホームセンターで購入した西洋芝というタイトルの種を使っています。
部分張り替えなども試したのですが、うまく根付いてくれることはありませんでしたので、種まき方がおすすめです。
隣の芝は青く見えるといいますが、自宅の芝が青く見えるととても気分いいので、芝管理の手間も頑張れるみたいです。